Friday, February 22, 2008

ラストフライト

2月22日、私のラストフライトの日です。


去年末に転職を決めてからというものラストフライトのことを考えない日はなかったです。


転職することは自分で決めたくせにやっぱり心のどこかではすごく辞めたくなくてこの日がずっと来なければいいのになぁと思ってました。何度も何度もやっぱりフライトを続けようかと悩んだりもしました。でもそうこうしながらも時は過ぎ、ラストフライトの日があっという間に来てしまいました。


ラストフライトには私の彼が一緒に乗ってきてくれて、更に特別なフライトとなりました。


今まで夢のように楽しかった2年半を振り返ると楽しい思い出ばかりで、それらがどんどん甦ってきて最後の日は本当に涙が止まらなかったです。


初めて制服を着たときのぎこちなさ、トレーニングフライトで緊張して泣き出したこと(みんなには内緒だったけどもう時効です。笑)、友達と一緒に世界各国を旅行したこと、お客さんに感謝されたこと、コックピットでの素晴らしい景色を見て感動したこと、初めてお客さんに飲み物をぶっ掛けてしまって怒られたときのこと、オランダ人クルーと仲良くなって交流したこと、乱気流で大変な思いをしたこと、両親や友達を連れてきたこと、お客さんに怒鳴られて辛かったこと、大好きな仲間と一緒に高飛びしたこと・・・・、私の思い出が限りなく甦ってきて胸が熱くなります。本当にいろんなことを経験した2年半でした。


何よりもこの仕事を通して素晴らしい仲間に出会えたことが私にとっての最高の財産になりました。最後も仲良しのみんなに会えて見送られて本当に感無量になりました。こんなに寂しい気持ちになったのはきっと人生で初めてです。これから他の会社で働くことになるけど、この出会いをいつまでも大切にしていきたいと心から思います。


オランダのこともよく知りもせずに入った会社だったけど、心からオランダ航空のクルーとして働けてよかったと思います。こんな素晴らしい環境で働けたことは本当に幸せに思います。


大好きなKLMのみんな、そして大好きな国、オランダ、本当に本当にどうもありがとう。この2年半の経験は私にとっての一生の宝物です。