Wednesday, July 6, 2011

母親失格の日


この日は彩桜理を怪我させるという大事件が起きてしまいました。


ママ友のユカさんと息子のカイト君と一緒に近所へお散歩に行きました。そしてユカさんたちと別れた直後に悲劇がおこりました。


家に帰ってきて入り口のドアが重いので自分がまず先に入って、ドアを押さえながらベビーカーを中に入れようとしました。入り口には少し段差があるのでベビーカーを少し持ち上げたら、荷物の重みで私がバランスを崩しベビーカーが後ろへひっくり返ってしまったのです!!!


運悪く、そんな時に限ってシートベルトをしていなかったので、彩桜理がそのまま地面に落ちてしまいました。。。さーっと血の気がひく私。一瞬頭が真っ白になってしまいました。。。しかし、落ちた瞬間に彩桜理のものすごい泣き声が聞こえて私は大パニック。




彩桜理を抱えると鼻から着地したらしく、鼻がすりむけて出血しています。そしておでこも打ったみたいで赤くなっていました。どうしよう、どうしよう、どうしよう!!!もう大混乱です。






ユカさんたちと別れたばかりだったので、まだ近くを歩いていたユカさんに急いで助けを求めました。そしてユカさんに彩桜理をなだめてもらっている間に病院へ電話。そしてその後すぐにERへ行きました。今思うとあの時はとにかく自分がオロオロしてしまい、ユカさんが近くにいて落ち着かせてくれたので本当助かりました。。。もちろんトラさんにも電話をしたのですが、この時は留守番電話になってしまっていました。こんな時にトラさんが近くにいてくれたらどんなに心強いことか。。。とりあえず留守電にメッセージを残して(今思うとパニックでちゃんと説明できてなかったです)すぐに病院に来てくれるようにお願いしました。






病院までの道のり、そして病院で待っている間、彩桜理のことが心配で心配で死にそうでした。自分の不注意でまさかこんなことになってしまうなんて。。。情けない気持ちでいっぱいになりました。自分を責めても責めきれないです。






病院に到着し、先生に診察してもらいました。「心配しないでください。鼻の血は内部からじゃなくて皮膚から出ているものです。大したことはないですよ」と言われました。「でもまだ生後2カ月半で頭も打っていたので念の為CTスキャンをしましょう」と言われました。。。これで彩桜理に脳の障害があったら。。。あぁ、私もう生きていけない。。。この時はいろいろな恐ろしいことを想像してしまいました。




彩桜理の小さな体がCTスキャンのマシンの上に乗っている時には更に胸が痛み張り裂けそうな思いでした。思い切り泣いて嫌がる彩桜理。動いてはいけないのでなだめるのも本当に大変でした。ずっとそばにいてなだめていたのですが、疲れ果てたのかようやく眠りCTスキャンも終わりました。。。



検査の結果、幸いなことに彩桜理には何も異常がなかったので少し安心しました。そしてしばらくして、トラさんが病院にやってきました。トラさんの顔を見たときには思わず号泣してしまいました。緊張の糸がほぐれたというかなんというか。。。。あんなに泣いたのは久しぶりです。




トラさんにも「ごめんね、ごめんね・・・」と言いながら号泣してしまったのですが、トラさんは私のことは全く責めず、「いろいろ経験して母親になっていくんだよ」と優しくなだめてくれました。こんな時でも優しいトラさんがそばにいてくれて本当によかったです。




先生からも「心配しないでください。大丈夫ですよ。」と言われ3人で家に帰りました。あぁ、本当に何という一日。帰ってきてげっそりしてしまいました。





事故からしばらく経ちましたが、彩桜理はお陰さまでいつも通りに元気にしています。元気に笑ってくれているのが救いです。


私はこの経験をもとにこれからもっと気を引き締めて気を付けないと。。。すごくすごく反省中です。


彩桜理ちゃん、本当に本当にごめんね。

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